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好きです係長! / 著・木下けい子 / 新書館(ディアプラスコミックス)

仕事ができて、ルックス抜群、オマケに性格も◎。そんな自慢の部下・獅子堂から、
突然「好きです」と告白されて、雁屋は大パニック!!しかも酔った勢いで
「男は前進あるのみだ」なんて彼を煽ってしまい……!?
表題作のほか、年の離れた天才作家に誘惑される編集者の苦悩を描いた
「ツキヤマ日記」など、計7篇を収録!! <新書館公式ページより抜粋>

短編集・全4編収録。
表題作は部下×上司のリーマンもの。その他編集×作家、後輩×先輩、
生徒×先生などが収録されています。相変わらず年下攻めが多め。
個人的には表題作よりも編集×作家、生徒×先生のお話が好きです。
編集を誘惑する作家、それにドギマギする編集の関係が面白かった!
堅物が揺らぐような感じがいいんですよね。生徒と先生の話は、
ツンデレな高校生が可愛かったー。
どれも派手な展開はないんですけど、ゆったりと話が進んでいく感じが
木下さんの作品のいいところだと思います。
普通っぽいキャラが上手いので、逆にちょっとチャラついたキャラが
少し不自然に感じるんですよね、木下さんの漫画は・・・。
だけどいいんです、チャラついたキャラはツンデレに仕立て上げればね。

★★★☆☆(+半分)
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由利先生は今日も上機嫌 / 著・木下けい子 / 大洋図書(ミリオンコミックス)

創幻堂出版に勤める編集者・六車君の担当は我が儘で気紛れで、
だけど才能溢れるミステリ作家の由利京一郎だ。真夏に焼き芋を、
真冬に西瓜を所望されても、たとえいきなり刀を突きつけられても、
尊敬する由利先生の作品のためならと今日も今日とて奮闘する六車君だったが、
戀にはとんと奥手で……純情可憐な六車君と気難し屋の由利先生の
波乱万丈な日々の物語。 <大洋図書公式ページより抜粋>

最近木下さんの本をよく読んでる気がします。ってか、よく出てます!
今回は作家×担当編集のお話。一冊全てその話になってます。
舞台が昭和だったんでしょうね、背景とか雰囲気とかがそれっぽくて好き。
担当の六車があまりにもボケてて、天然で、素直なところが見所でしょうか。
そこに付け入る、由利先生。この掛け合わせが結構ツボでしたね。
話の流れ的にはベタなところもあるんですけど、面白い。
キスされただけなのに、真っ赤になって由利先生の前に顔を出せなくなった
六車とか、あまりにも乙女すぎじゃん?って思うんですけど、
そーゆうキャラだからよしとします。
六車は全く奥手なくせに、由利先生がテクニシャンなもんだから、
ちゃんと絡みのシーンはありました。なくてもよかったとも思いますね。
ここまで乙女な受けはそうそう見れるものじゃないと思いますね。
内容も去ることながら、個人的にはこの舞台設定が凄く気に入りました。

★★★★☆

君とハルジオン / 著・木下けい子 / 大洋図書(ミリオンコミックス)

「小さい頃は天使みたいにかわいかったのに」たったひとりの家族だった
父親の葬儀の日、ハルの前に青年弁護士・瀬尾が現れる。天涯孤独、そのうえ
借金の形に家も失ったハルに瀬尾は同居を申し出た。
瀬尾の親切心に素直になれないハルだったが…?
<大洋図書公式ページより抜粋>

結構前の作品ですが、木下さんの2冊目のコミックス。
弁護士×高校生です。私はデビュー作より俄然よくなったと思いましたね。
すごく切ない話です。切ない話だけど、主人公のハルが明るい性格なので
暗い話にはなってないのが魅力だと思います。
思わずホロリときてしまうような展開とかもありました。
描写はキスまでと、だいぶ軽かったですが、すこーしステップアップした
番外編的なものも収録されています。このコミックス、本誌掲載は最初の
少しだけで、あとは全て描き下ろしたみたいです。
主人公のハルが素直で可愛かった。瀬尾はもう大人で且つ弁護士。
かなり落ち着いた雰囲気で、特別がっつりたりするシーンもなかったです。
これでガツガツしてエロシーンとか入ったら、作風が崩れそうですね。
作中、ヤクザっぽい兄ちゃんたちがわらわらと出てくるとこがありますが、
木下さんの絵柄ゆえか、そんなに怖そうに見えなかった・・・。
木下さんの初期の作品は今にも増して線が細く薄いです。
これ、人によっては読みづらいって思う人もいそうな感じですね。
私は好きですけど。瀬尾が作中、スーツ以外の服を着てなかった(笑)

★★★★☆

泣き虫なリトル / 著・木下けい子 / 大洋図書(ミリオンコミックス)

大学生の吉野くんは、ちょっぴりドジで可愛くてみんなから愛される
純情小動物系男のコ。同級生の藤本くんは、女の子に人気があって、
でも大事なことはわかって頼りになる、無愛想系男のコ。
そんなふたりが恋におちたら--。 <アマゾン紹介文より抜粋>

短編集・全5編収録。
木下先生のデビュー作です。散々木下さんの作品読んできて、
今更デビュー作読んでんのか、って感じもしますが・・・。
表題作は大学生同級モノ。小動物系の受け、無口だけど優しい攻め。
ホント受けの眼鏡くんが可愛かった。あまりにも純情すぎて恋愛っぽくなかったと
言ってしまえばそれまでなんですけど・・・。木下さんは可愛い男の子も上手い。
あと、木下さんは大学生が上手い気がする。キスブルーの印象が強いからかな?
あとは、リーマンモノとか高校生モノとか、ちょいショタっぽいやつとか。
どれもかなり温いです。たまにえっちがあったりはしますけど。
でも、なんかほんわかした感じで私は嫌いじゃないですね。
木下さんは線の細い綺麗な絵を描きますけど、この初期の作品は、
今にも増して線が細く薄い!もうちょい筆圧強くてもいい感じですよね!?
ああ、どーでもいいが、ショタは苦手なのにライカが可愛い・・・。

★★★☆☆

隣の彼 / 著・木下けい子 / 大洋図書(ミリオンコミックス)

大学に入学して憧れの一人暮らしを始めた松田くん。
ところが、アパートのお隣さんは無精髭にジャージ姿の怪しい住人・八乙女さんと
ちっちゃな住人はなちゃん・・・最初は八乙女さんを警戒しまくっていた
松田くんだったけれども、いつしか強く意識するようになっていて!?
<アマゾン紹介文より抜粋>

木下さんのコミックスは新刊出たら買うようになってきました。
今回のお話は上京したての大学生・松田くんと、隣に住む八乙女さんの話。
八乙女さんは可愛くてちっちゃいはなちゃんと一緒に住んでいます。
このはなちゃんと八乙女の関係は読んでいけばわかります。
全体的にほんわかとアットホームな雰囲気の作品で気に入りましたー。
八乙女は元々ゲイで大人なので、色々経験があるんですが、松田はノーマル、
八乙女に惹かれていることに戸惑うかと思いきや、割と楽観的で、
性格は可愛いんだけど男前なとこもあるカッコ可愛い感じでした。
私的に木下さんが描くこーゆう受けはかなりツボなんですよねー!
途中当て馬キャラも登場。いつも思うのは、木下さんが描く当て馬、
あるいは脇キャラは妙にカッコいいキャラが多い(笑)
とても面白かったんですが、この作品、もう10~15ページくらいあれば
もっといいものになった気がします!若干終わりが物足りない。
ちゃんと気持ちが通じ合ってからが短すぎた気がしたので、そこだけは惜しいかと。
はなちゃんが可愛かったです。八乙女とはなちゃんの組み合わせが好き。

★★★★☆

ボクとオレのカワイイあのコ / 著・木下けい子 / 大洋図書(ミリオンコミックス)

エリートサラリーマンの細川くんと大学生の高木くんは、
可愛い元同級生・合田くんをめぐる恋のライバル!
だけど、激ニブの合田くんは、2人と仲良しお友達気分。
ひとりは大切な幼馴染みで、もうひとりは大切な親友だから。
でも、恋とはある日突然訪れるもので?
<コミコミスタジオ紹介文より抜粋>

三角関係モノです。細川と高木が合田を取り合う・・・って感じ。
結構中盤くらいまではどっちとくっつくか分からない雰囲気で、
読んでて楽しかったです。最初からくっつく方が分かってしまうのは、
トライアングルとしては面白くないと思いますからねー。
細川も高木も合田に気に入られようと必死になってる姿が面白い!
細川はエリートリーマンで、方や高木は貧乏大学院生なんで、
細川がそのことにかんして高木をからっかったり軽視したりするシーンも
見てて楽しかったです。結構、みんなでご飯食べるシーンがあり、
普段は思わないけど、コレ見たら微笑ましくなって、
久々に誰かと家でご飯食べたいとか思った(ってか、焼き肉したい!)
合田が可愛くて可愛くて・・・これじゃ、二人に言い寄られるのも
わかる気がする。細川に至っちゃ「合田より可愛いコがいるわけないだろ」
とか言っちゃってましたからね、真顔で(笑)
高木は高木でモジモジしながら、合田の引越し祝いにメダカあげてたし。
ちょっとこの二人抜けてる気がしました。合田はすれてない感じがいい。
エロとかはないけど、読んでると楽しく微笑ましくなります。
これはエロがないのがいいところなんだと思いますね。

★★★★☆
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