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由利先生は今日も上機嫌 / 著・木下けい子 / 大洋図書(ミリオンコミックス)

創幻堂出版に勤める編集者・六車君の担当は我が儘で気紛れで、
だけど才能溢れるミステリ作家の由利京一郎だ。真夏に焼き芋を、
真冬に西瓜を所望されても、たとえいきなり刀を突きつけられても、
尊敬する由利先生の作品のためならと今日も今日とて奮闘する六車君だったが、
戀にはとんと奥手で……純情可憐な六車君と気難し屋の由利先生の
波乱万丈な日々の物語。 <大洋図書公式ページより抜粋>

最近木下さんの本をよく読んでる気がします。ってか、よく出てます!
今回は作家×担当編集のお話。一冊全てその話になってます。
舞台が昭和だったんでしょうね、背景とか雰囲気とかがそれっぽくて好き。
担当の六車があまりにもボケてて、天然で、素直なところが見所でしょうか。
そこに付け入る、由利先生。この掛け合わせが結構ツボでしたね。
話の流れ的にはベタなところもあるんですけど、面白い。
キスされただけなのに、真っ赤になって由利先生の前に顔を出せなくなった
六車とか、あまりにも乙女すぎじゃん?って思うんですけど、
そーゆうキャラだからよしとします。
六車は全く奥手なくせに、由利先生がテクニシャンなもんだから、
ちゃんと絡みのシーンはありました。なくてもよかったとも思いますね。
ここまで乙女な受けはそうそう見れるものじゃないと思いますね。
内容も去ることながら、個人的にはこの舞台設定が凄く気に入りました。

★★★★☆
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