借りて読んだ漫画の簡単レビュー。

・ダーリン-打令- / 著・藤崎一也 / 角川書店（ASUKA COMICS CL-DX）
バンドがメインのお話。絵は好みなんですけど、若干話がわかりづらかった。
★★★☆☆

・小さなガラスの空 / 著・山田ユギ / 芳文社（花音コミックス）
やはりユギさんさすがと言うべきか。ユギさんの描くドジっこ受け大好き。
リーマンから高校生までよりどりみどり。コンビニの話と寄席の話が、
面白かったです。ショートでも面白いからすごい。
★★★★☆（＋半分）

・ア・プレイス・イン・ザ・サン / 著・竹美家らら / 新書館（Dear＋コミックス）
絵がふんわりで綺麗。話もほのぼの優しい感じがして結構好みでした。
受けは可愛い系が多め。脇の眼鏡の料理教師がかっこよかった！
★★★☆☆（＋半分）

・密告 / 著・藤たまき / 新書館（ディアプラスコミックス）
絵がめちゃめちゃ綺麗！センスのある特徴的な漫画ばっかりです。
この方が描くキャラは美人だけどかっこいい、ってのが多くて凄いと思う。
ショートスリーパーのお話が好き。
★★★★☆

・きみが恋に溺れる / 著・高永ひなこ / 角川書店（ASUKA COMICS CL-DX）
前作より断然面白かったです。コミカル要素がちょっと入ってて良かったー。
礼一郎がこんなにも天然でボケてるとは思ってなかったけど・・・。
★★★★☆

・ワルイコトシタイ / 著・桜賀めい / 芳文社（花音コミックス）
初めてこのシリーズ読んだけど、面白いな！帝がかっこいいと思います。
あと、絵がすんごい綺麗だ。話は割りとベタなのが多いけど、面白い。
エロが描写はほどほどなのにエロく描くな～って思いました。
★★★☆☆（＋半分）

・悪いコでもイイ? / 著・桜賀めい / 芳文社（花音コミックス）
上の続編。受けの兄ズが面白くて好き。あと、眼鏡の副会長も好みだ。
そっちの恋の行方も結構気になってます。やっぱりエロが色っぽいな～。
★★★★☆

・遊びじゃないの / 著・桜賀めい / 芳文社（花音コミックス）
絵が綺麗なので毎度攻めキャラがかっこいい。眼鏡キャラもかっこいいー。
俺様ナルシスト系攻め（？）が個人的にはツボってウケた！
★★★☆☆（＋半分）

恋の心に黒い羽 / 著・ヤマシタトモコ / 東京漫画社（MARBLE COMICS）

ドＭの二神は同僚の中頭に恋心を抱いている。
好きという純粋な気持ちと、それを覆う汚れた性癖。
交錯する感情の狭間で引き出される二神の本心とは…。
表題作ほか、日常から生まれるドラマチックな瞬間を綴った６編のラブストーリー集。
描き下ろしでは掲載当初描ききれなかったそれぞれのエピソードを収録！
＜東京漫画社公式ページより抜粋＞

短編集・全７編収録。
これ、「タッチ・ミー・アゲイン」の一週間後に発売したやつ（笑）
いやー、ヤマシタさんやっぱり凄いですわ、この方。話が神の領域だ。
表題作はドＭの青年が、好きという気持ちとは裏腹に汚れた性癖に悩む。
それでもやっぱり好きで、純粋に好き。だけど性癖、黒い羽が邪魔をする。
という凄まじい内容。コメディタッチなとこもあるんだけど、
この「黒い羽」っていう表現は一体どうやったら生み出されるんでしょーかねぇ。
その辺すんごいと思いますわ。ハッピーエンドじゃないけどアンハッピーじゃない、
っていうようなお話が多かったですねー。あとは、私この漫画読んで、
初めて女性視点のＢＬストーリー読みましたわ。主人公のお姉ちゃん視点。
これはなんだか凄く不毛な恋というか、寂しいお話だったなぁ。
６人兄弟のゲイの長男のお話、ヤクザのお話、こんなのもありました。
この漫画で好きなのは、後半の「その火をこえてこい」と「FOOL 4 YOU」です。
その火～は高校生同級モノでちょいエロ。エロシーンでめちゃめちゃ恥ずかしがる
受けがちょーツボった。普段は大人しめな読書好きっこなんですよ。
攻めのノリと調子の良さも好き。FOOL 4 YOUはバカ過ぎる攻めがよかった。
あと、なにげに最後の最後にちょこっと収録されてた「フォトジェニック」も好き。
「おったっちん」で爆笑したから。描き下ろしも結構ありますよ。
とりあえず面白かった。とりあえず言えることは、好みもあると思うけど、
私的にヤマシタさんはハズレがない！

★★★★☆（＋半分）

借りて読んだ漫画の簡単レビュー。

・またあした / 著・町屋はとこ / リブレ出版（SUPER BBC）
受けがみんな乙女、且つ襲い受け。年下攻めが好きな人はいいですね。
受けと攻めのラブラブっぷりが、尋常じゃないです！
★★★☆☆（＋半分）

・ロロロロマンチック / 著・猫田リコ / 竹書房（BAMBOO COMICS）
いつもながら素敵な猫田さんワールド。受けがかーあいいんですよねぇ。
猫田さんの描くリーマンて、なぜか萌える。ボケてる攻めも萌えー。
★★★☆☆（＋半分）

・フロムイエスタデイ / 著・高久尚子 / コアマガジン（drapコミックス）
高久さんの漫画初めて読みましたー。短編ながらエロに繋げたのはグーだけど、
エロなしでも楽しめたと思うなー。可愛い系の受けが多かった！
★★★☆☆

・のはらのはらの / 著・雁須磨子 / 大洋図書（ミリオンコミックス）
中盤から面白くなっていきました。私はこーゆう作品結構好き、面白い。
先輩の天然さがツボ。結局、一体どっちが攻めで受けだったんだろうか・・・。
なんか、二人ともボケてた気がするんですよねー（笑）
★★★★☆

・右手に銃、左手に愛 / 著・山本小鉄子 / 幻冬舎コミックス（ルチルコミックス）
小鉄子さん最高だな！設定とかも斬新で（変装趣味とか）いい。
見栄張って金持ちぶってた攻めのカップルが好きだったなー。
攻めかっこいいし、受け可愛い。デビュー作だけど絵が今と変わらず上手い！
★★★★☆

・カオルくん / 著・茶屋町勝呂 / 大洋図書（ミリオンコミックス）
あー、好き。こーゆうの好き。絵も綺麗だし、内容も好みです。
カオルくんが子供の頃出会ったユニサンの話が好きです。
色々複雑な環境で生きるカオルくんのお話、内容暗め、エロはなし！
★★★★☆

・君に沈む / 著・イシノアヤ / 茜新社（EDGE COMIX）
絵柄とか内容とか他とちょっと違った新しい感じですかね。
ガッツリホモっていうよりは、ほんのりホモ？いや、そうでもないか。
最後のクマのぬいぐるみを恋人に見立てるお話は凄いと思った！
★★★☆☆（＋半分）

ジェラールとジャック 2 / 著・よしながふみ / リブレ出版（SUPER BBC）

貴族の少年ジャックの「初めての男」で、現在は雇い主となった小説家ジェラール。
過去の出来事から貴族を憎み、心を閉ざしていたジェラールだったが、
ジャックの成長を見守るその“想い”は果たして──。
革命期の激動の中、展開されるドラマティックロマン、完結編新装版、登場!!
＜リブレ出版公式ページより抜粋＞

折角なので二巻も紹介しちゃいます。
二巻では完全に大人ジャックとジェラールのお話でした。
私は大人ジャックがかっこいいし可愛いしですんごい好きなので色々ツボ。
ジャックがかなりジェラールを意識し始めているのに、
ジャックは他の男に犯されたり、危うくジャックまで巻き込まれそうになったりと、
展開的にはゴタゴタしてるけど読み手としては面白い場面ばかりでした。
クライマックスに進むにつれ、フランス情勢のことが関わってきて、
意図的に正史に近づけたかどうかはわかりませんが、自然な流れがよかった。
ハッピーエンドは無理なんだろうかとハラハラさせつつも、
最後にはジェラールとジャックがお互いに想い合えたこととか最高ですよ。
私は、この漫画でとにかく好きなのは最後のえっちシーンなんですよ。
最後のえっちしーんでジェラールがジャックに「愛してる」と連呼するのが、
物凄く好きでめちゃめちゃぐーっとキました。途中途中色っぽいシーンはあったけど、
ラストが一番好きですね。もうホント、ああこの二人最高だ！って思ったー。
あとは、ジャックの告白シーンとかも大好きですね。
ジェラールの小説とかはギャグ要素として受け取りました、面白い・・・！
よしながさん、結構エロいエロスをお描きになられる・・・！ナニが素敵だ。
ジェラールのフェラがなんともいやらしい！ああ、よしながさんハマりそう。
ジェラールかっこいい・・・。ジャックも凄い好きだー。

★★★★★

ジェラールとジャック 1 / 著・よしながふみ / リブレ出版（SUPER BBC）

借金の形に男娼館に売られた誇り高き貴族の少年ジャック。
「初めての客」となったのは銀髪隻眼の男・ジェラールだった。
偶然、ジェラールの屋敷で働くことになったジャックは、自分の手で何かを
為す喜びと様々な知識をジェラールから得て、強く美しく成長していく──。
革命期の激動のフランスを舞台に展開される不朽のドラマティックロマン新装版登場！
＜リブレ出版公式ページより抜粋＞

ああ、面白い。これは面白い。かなり絶賛の様子だったので、
私も買ってみましたけど、やっぱり多くの人に受け入れられてる漫画は面白いんだ。
よしながふみさんってホントすげぇな、と思いましたね。
二巻完結でこれは一巻なんですけど、読み始めからかなり引き込まれました。
二巻の間でだいぶ時間軸が変わるんですけど、一巻の段階では、元貴族の
ジャックはまだ十代の子供のシーンが多いですね。一巻途中から大人になります。
中世（？）のフランス貴族の様子とかも忠実でした（服とか容姿とか）
ジェラールは男娼好きな、言ってしまえばヤリチンみたいな男なんですけど、
すごーく素敵。男前だし、いい性格してるし、みんなに優しいし。
一巻後半ではジェラールの過去についてのお話が描かれていました。
男×男×女の３Ｐですよ。ＢＬ漫画じゃあんまり見られない展開でしたね。
ここはコミカルに、ここはシリアスに、ここはエロく、ここは切なく！
みたいな感じで、もう色々極めてる気がしました。
そーゆうキリキリとした話の流れが好みでした。内容が凄く濃くて素敵なんだよな。

★★★★★

泣き虫なリトル / 著・木下けい子 / 大洋図書（ミリオンコミックス）

大学生の吉野くんは、ちょっぴりドジで可愛くてみんなから愛される
純情小動物系男のコ。同級生の藤本くんは、女の子に人気があって、
でも大事なことはわかって頼りになる、無愛想系男のコ。
そんなふたりが恋におちたら--。 ＜アマゾン紹介文より抜粋＞

短編集・全５編収録。
木下先生のデビュー作です。散々木下さんの作品読んできて、
今更デビュー作読んでんのか、って感じもしますが・・・。
表題作は大学生同級モノ。小動物系の受け、無口だけど優しい攻め。
ホント受けの眼鏡くんが可愛かった。あまりにも純情すぎて恋愛っぽくなかったと
言ってしまえばそれまでなんですけど・・・。木下さんは可愛い男の子も上手い。
あと、木下さんは大学生が上手い気がする。キスブルーの印象が強いからかな？
あとは、リーマンモノとか高校生モノとか、ちょいショタっぽいやつとか。
どれもかなり温いです。たまにえっちがあったりはしますけど。
でも、なんかほんわかした感じで私は嫌いじゃないですね。
木下さんは線の細い綺麗な絵を描きますけど、この初期の作品は、
今にも増して線が細く薄い！もうちょい筆圧強くてもいい感じですよね！？
ああ、どーでもいいが、ショタは苦手なのにライカが可愛い・・・。

★★★☆☆