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嵐のあと / 著・日高ショーコ / 芳文社(花音コミックス)

輸入インテリア会社社長の榊は、男同士のドライな恋愛関係に満足していた。
だから、取引先の担当者・岡田の事も好みだと思うだけで、
本気になるはずはないと油断していたのかもしれない。
しかし、記憶をなくすほど飲んだ翌日目を覚ましたそこは、岡田の自宅で…!?
岡田の無自覚な言動が榊の心をかき乱す…!
切ない恋が胸に迫る大人の純愛ラブストーリー★描き下ろしは後日談♪
<芳文社公式ページより抜粋>

リーマン×リーマンもの。美麗表紙に誘われて買ってしまったのは言うまでもない。
日高さんの漫画は前にも読んだことあるんですけど、買うのは初めてです。
簡単に言ってしまえば、ゲイがノンケを落とそうとする話です。
全体的に明るい感じではないです。結構切羽詰った感じ。
この漫画を読んで思ったことは、なんか一回目読んだ時はそんな面白くなくて、
でももう一回読み返すと、「あっ、これ面白い」みたいな感想を持ちました。
二人とも結構ヤリ手なのがツボでしたね。完全にアダルトな関係です。
それでも、受けの岡田はホントにノンケなんで、最後の最後までくっつかない。
読んでてだいぶ焦れました。逆に言えば、そこが面白いところだったかと。
かなり設定が凝ってます。本格派リーマン漫画~っていう雰囲気。
こーゆうオシャレなリーマンものをさらっと描けてしまう漫画家さん
なんですよね、日高さんは。個人的には、攻めのセフレ(?)の美山が気になる。
もっと榊と美山の絡みとかあったら嬉しかったなー。
エロは少ないです。最後まで岡田はノンケだったのでね。無理矢理とかはない。
こーゆうデキる男同士のカップリングもたまらんですね。

★★★☆☆(+半分)
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愛してる / 著・藤谷陽子 / コアマガジン(drap comics)

エリートサラリーマンの和志が出逢ったのは、料理人志望の晴友。
仕事中毒の和志は晴友と恋に堕ちて、移りゆく季節がとても美しい
ということに気づかされる。抱きあう度に深まる情愛。
だが、和志にNY赴任が決定し───!?

エリートサラリーマンと料理人志望の会社の清掃員のお話。
一冊に渡り、一話一話が四季で展開されていて流れのある作品です。
この二人、和志と春友の恋愛がまるっと一冊ぎっちり、甘々に描かれています。
内容もとても綺麗で、二人の絆の深さに感動するようなことはあるんですけど、
あくまで個人的な意見で、ちょっと甘すぎやしないかなーと私は思いました。
これで、二人が付き合うまでの過程とかが描かれているならあれなんですが、
この二人、最初から付き合っている設定なんです。
短編ならこれもありかと思いますが、せっかく一冊同じ話を書くのなら、
最初は片想いとか、お互いに惹かれあっていくような過程が欲しかった!
甘々のままずーっと最後までだったので、若干途中で飽きてしまったのが残念。
意地っ張りなエリートサラリーマンを受けにするなら、私はSな攻めがいい!
エロは結構ありました。エロが多かったのも、甘いのに繋がってるんでしょうね。
甘いお話は嫌いじゃないんですけど、すこーし短調な気がしました。
しかし、話全体はすごく綺麗です。多分気に入る人が多いと思います。

★★★☆☆

真宮生体人形店 / 著・三島一彦 / リブレ出版(BE×BOY COMICS)

人間そっくりの生体人形を作ってくれる、不思議なお店の俺サマ・ツンデレ店長
真宮さん。彼に一目惚れした、愛が溢れまくるメゲない性格の小林クンは…!?
他、人形と主人の切ない恋、先生LOVEvの乙女な妄想家、美少年(疑惑!?)、
まくら(!?)などお取り扱い★☆★単行本未収録作32P追加の、
大人気ミシマワールド★コンプリ新装版!!
<リブレ出版公式ページより抜粋>

短編集・全7編収録。
新装版真宮です。今回も三島さんらしい一冊だと思いますが、
最近の作品はオール年下攻めのものが多い中、これは年下攻めが多いんですけど、
中には年上攻めや同級モノも入っているというような一冊になっています。
表題作は三島さんらしい、ベタベタしたがる攻めとそれをうっとおしがる受け。
真宮が男前で、こいつは攻めでもいけるよな~と思いました。
真宮のつなぎ姿とか、花子ちゃんのフリフリな服とかが気に入りました。
相変わらず、わいわいギャーギャーしたラブコメで楽しかったです。
個人的には、表題作よりその他の作品の方が気に入ってはいるんですがー。
後輩×先輩のお付き合い始めましょう的なプラトニック話もよかったし、
ネコっ被りな受けの話、美少年を貫き通した男の子の話もウケた。
真面目っぽいお話はないです、どれも明るくて楽しい!
美少年の条件は、一体どっちが攻めでどっちが受けだったんだろう・・・。
先生×生徒の年上攻め話もあり。こちらも斬新な発想(妄想癖)で面白い。
真宮も楽しめましたけど、めったに見ない三島さんの年上攻め話とかのが、
私には新鮮で楽しめましたね。どれもインパクトのあるものでした。
三島さんも年下攻めに固執しないで、たまに年上攻めも描いてくれると、
新鮮さが味わえていいと思います。

★★★★☆

木曜日の恋人 / 著・村上左知 / 光文社(kobunsha BL COMIC)

木曜の休診日、特別に治療をした幼馴染みの誠は、10も年下の高校生で
俺の初恋だった――。歯科医×高校生の恋を描いた表題作ほか、
給食のお兄さん×化学の先生、愛に臆病なサラリーマンたちの恋など、
描下ろしを加えた6編を収録!
<光文社公式ページより抜粋>

短編集・全4編収録(↑6編って書いてあるけど、話の数は4つ)
表題作は歯科医×高校生、その他に学食のお兄さん×化学教師、
リーマン×リーマン、デザイナー(?)×リーマンのお隣同士のお話。
全体的に温い感じですが、面白かったと思います。一番気に入ってるのは、
表題作でしょうか。歯科医がかなりのヘタレなんですけど、
受けの高校生がそっけなくもなんかクールで「性欲なんてないです」みたいな
キャラで私好みでした。読めば読むほど後から味が出てくる感じ。
なんか、4作全て受けが同じような性格してたのがちょっと残念でしたね。
みんなぼーっとしてるっていうか、他人に興味がないようなキャラでした。
はっちゃけた受けはいないです。
そのせいか、4作中3作は攻め視点のお話でした。
村上さんの漫画初めて読みましたけど、絵柄がコテコテしてなくて、
非常にシンプル。フツーっぽいキャラしか描いてなかったので、
今度はちょっと変わったキャラの漫画も読んでみたいと思います。

★★★☆☆(+半分)

君とハルジオン / 著・木下けい子 / 大洋図書(ミリオンコミックス)

「小さい頃は天使みたいにかわいかったのに」たったひとりの家族だった
父親の葬儀の日、ハルの前に青年弁護士・瀬尾が現れる。天涯孤独、そのうえ
借金の形に家も失ったハルに瀬尾は同居を申し出た。
瀬尾の親切心に素直になれないハルだったが…?
<大洋図書公式ページより抜粋>

結構前の作品ですが、木下さんの2冊目のコミックス。
弁護士×高校生です。私はデビュー作より俄然よくなったと思いましたね。
すごく切ない話です。切ない話だけど、主人公のハルが明るい性格なので
暗い話にはなってないのが魅力だと思います。
思わずホロリときてしまうような展開とかもありました。
描写はキスまでと、だいぶ軽かったですが、すこーしステップアップした
番外編的なものも収録されています。このコミックス、本誌掲載は最初の
少しだけで、あとは全て描き下ろしたみたいです。
主人公のハルが素直で可愛かった。瀬尾はもう大人で且つ弁護士。
かなり落ち着いた雰囲気で、特別がっつりたりするシーンもなかったです。
これでガツガツしてエロシーンとか入ったら、作風が崩れそうですね。
作中、ヤクザっぽい兄ちゃんたちがわらわらと出てくるとこがありますが、
木下さんの絵柄ゆえか、そんなに怖そうに見えなかった・・・。
木下さんの初期の作品は今にも増して線が細く薄いです。
これ、人によっては読みづらいって思う人もいそうな感じですね。
私は好きですけど。瀬尾が作中、スーツ以外の服を着てなかった(笑)

★★★★☆

聞こえない声 / 著・京山あつき / 大洋図書(ミリオンコミックス)

野球部に所属する今井は、一生懸命で不器用な後輩・引田が気になっていた。
緊張すると人を睨みつけるような顔になる引田。そんな引田がかわいくて
しょうがない。おまえはこんなに色っぽいのに 気づいたのは俺だけ─
面倒見のいい先輩として接しながらも心の中では引田の裸を触りたいと思っていて…!?
<大洋図書公式ページより抜粋>

京山さんの描く漫画の設定ってのは、ホント面白い。設定だけで面白い。
今回は野球部先輩×後輩モノ。いわゆるブサイク受けらしいです。
眉毛とか太くて、ぽにゃっとしてる感じ。でも、ブサイク受けって言われてるけど、
私的にこの辺りならアリですわ。普通に可愛いところもありましたし。
緊張すると人を睨みつけちゃう引田。ここも面白い設定ですねー。
クールな先輩が後輩引田を可愛がって、内心では体を触りたいと思っている。
まぁクール設定なのに、頭では何考えてるかわかんない辺りがいいですよね。
京山さんの漫画は特別カッコイイ男の子とか出てこなくても、
なぜか読んでるうちに「こいつかっこいいな」とか「こいつ可愛いな」って
思ってしまうんですよねー、なんででしょう。
今回も攻めが泣いていたのに心打たれました。攻めを泣かせる天才だ、京山さん。
パンイチになって「俺、今井さんにささげます」って引田が言ったシーンは
色んな意味で名シーンだと思う。あんなん見たことない!
これ、ありきたりな美少年受けだったら面白くなかったと思います。
まだ完結してません。来月に新しい刊が出るみたいなので楽しみ。

★★★★☆
 
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