× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 イルミナシオン / 著・ヤマシタトモコ / 宙出版(mellow mellowコミックス) 公務員の幹田はホモでもないのに男に恋心を抱いている。 女たらしの幼なじみ小矢に。 恋心を隠して友達づきあいを続けることに 限界を感じ始めた幹田は、居酒屋で出会ったゲイの州戸と一夜を共にする。 一度きりの関係のはずが、再び州戸は幹田の前に現れ、幹田の日常は壊れてゆく・・・。 表題作シリーズ他、短編4作、さらに描き下ろし後日談を収録した、最新作品集。 短編集、全5編収録。 いつも思うのは、ヤマシタさんはBL作家に留めておくのは勿体無いくらい 奥の深いものを描きますね。逆に言うと、BLというジャンルの中では 奥が深すぎてたまにわかんなくなるくらいに。 今回の表題作、イルミナシオンもその他短編諸々、奥が深いのが多かったです。 イルミナシオンは一応三角関係モノなんだと思います。 ゲイでもないのに、幼なじみを好きになってしまってただでさえ混乱してるのに、 飲み屋で会った男と行きずりの関係になってしまい、その男から好きだと言われる。 自分の本当の恋は叶わないし、他の男から猛アタックされるしで、 結局「誰も好きにならない」なんて悲しいこと言って。 それでもラストはそんな暗い感じじゃなくてよかったです。 普通「誰も好きにならない」なんてメインに言わせないですよーBLだもん。 その他の短編は死にネタもあって、それが色んな意味ですごいと思った。 BLでやらんでも全然いいネタなのに、BLでそれをこなす。 あと、必ずヤマシタさんのお話であるのが女の子視点のお話。 今回もありました。客観的に女の子の目線からゲイの人を見るって、 実はその方が描きやすいと思うんです。描いてる本人が女性なわけだし。 でも、それをやってる方がほとんどいない中、ヤマシタさんは女の子視点の お話を多く描かれてますよね。他じゃほとんど読めません。 ヤクザものもあったんですけど、私指が吹っ飛ぶとか苦手なので、 残念ながらこれは一回しか読んでません・・・主従関係としては萌えたな~。 とりあえず、ヤマシタさん相変わらずすごいです。 ★★★★☆(+半分) PR COMMENTS COMMENT FORM
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